バイオ技術はAIとの組み合わせなどでDNAの解読費用が7年前に比べ、1万分の1になるなど、技術革新が著しい。医療分野では2050年に38兆円規模の市場が見込まれているほか、製造業や食料分野などでも大きな変革をもたらす見通し。石油を原料としていたプラスチックを、植物の遺伝子を人工的に改変した別の原料から低コストでつくり出したり、これまでより長期間保存できるなど、農作物の品種改良も容易になり、食糧不足の解消にも役立つ。
欧州連合(EU)と米国は既に12年にバイオ分野の産業化に向けた戦略を公表している。EUは30年までに5180億円を投資するとし、米国は同年に170万人の雇用と2000億ドル(約21兆円)の市場を創出するとしている。