
新日鉄住金が「耐変色チタン」の屋根を納めた大分銀行ドーム=大分市【拡大】
新日鉄住金が先日、同ドームの屋根の色を観察・調査したところ、今も色がほとんど変わっていないことを改めて確認できたという。これにより、見た目も含めた寿命の長さを立証でき、より採用されやすくなったといえる。
耐変色チタンの納入実績は600件に達する。チタン・特殊ステンレス事業部の山口博幸チタン第三室主査は「リサイクル性にも優れており、(寿命の長さを考え合わせると)環境負荷は少ない」とアピールする。
補修に利用も
新日鉄住金は新しく作られる建物だけでなく、古くなったインフラの補修にも狙いを定めている。
昨年8月、沖縄県の名護、池間、阿嘉の各漁港で、護岸改良工事に「既設鋼矢板・鋼管矢板向けチタンカバー・ペトロラタム被覆工法」が初めて採用された。
同工法は既設の鋼管杭や鋼矢板、鋼管矢板といった鋼材をペトロラタム(石油系残滓(ざんし))系防食材で覆い、その上にチタンの薄板を保護カバーとしてかぶせるものだ。