事務局長のパソコンにはアダルトサイトにアクセスした記録があり、局長も同日昼休みに閲覧したことを認めたという。パソコンの閲覧記録から、事務局長は日常的にこのパソコンでアダルトサイトを閲覧していたとみられる。
公私混同が招いたトラブル
同町では庁内のパソコンのウイルス対策は行っていたが、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングなどは設けていなかった。
町が問題発覚後に委託した業者の調査によると、パソコンが外部から遠隔操作されたのは、3日午後4時3分から同41分の38分間で、内部の情報が閲覧、コピーされていた。
パソコンには議員名簿や議会の資料など開示されているもののほか、事務局長が私的に作成した地元集落の緊急連絡先名簿もあり、名簿には117世帯分の住所、世帯員氏名、生年月日などが記載されていた。
ただ、どの文書が持ち出されたかなどは分からず、これまでのところ情報流出による被害もないという。