
26日に死亡したジャガーの「ローラ」(神戸市立王子動物園提供)【拡大】
神戸市立王子動物園(同市灘区)は27日、ジャガーの雌「ローラ」(6歳)が死んだと発表した。数日前から食欲不振で、26日午前に体調が急変したという。同園が死因を調べている。
同園によると、ローラは平成22年3月にカナダの動物園で生まれ、23年2月に同園に来た。25年には、雄の「アトス」(6歳)との間に双子を出産。同園では20年ぶりのジャガーの赤ちゃん誕生となった。雄と雌の2頭は順調に成長し、現在は鹿児島市と京都市の動物園で飼育されている。
ローラは人懐っこい性格で、ガラス越しに来園者に近づいたりするなど、子供たちを中心に人気を集めていた。同園は28日から、ジャガーの展示場近くにローラの献花台を設ける。
昨年末現在、国内の動物園では17頭飼育されており、同園のジャガーはアトス1頭となった。