「幻のトカゲ」違法に日本など海外に持ち出し マレーシアが取引禁止を提案

2016.7.25 17:36

絶滅が懸念されているボルネオミミナシオオトカゲ(トラフィック提供、(c)INDRANEILDAS)
絶滅が懸念されているボルネオミミナシオオトカゲ(トラフィック提供、(c)INDRANEILDAS)【拡大】

  • 都内で売られていたボルネオミミナシオオトカゲ。ワシントン条約で取引が禁止されることをアピールしている=2015年12月(PEACE提供)

 マレーシアとインドネシアのボルネオ島(カリマンタン島)だけに生息する希少な爬虫類「ボルネオミミナシオオトカゲ」が違法に持ち出され、日本など海外で広く売られているとして、マレーシア政府が25日までに、ワシントン条約に基づく国際取引の禁止を提案した。9月末から南アフリカで開く同条約の締約国会議で議論される。

 現地では捕獲や販売が禁止されているが、いったん海外に持ち出されると取引を止める手段がないのが実態。静岡県の動物園にいる個体の起源が不明な点など、具体例を挙げて取引が横行していると指摘し、絶滅を防ぐため取引禁止による保護が必要だと訴えた。

 体長30~40センチで「幻のトカゲ」とも呼ばれる。マレーシア政府や野生生物取引監視団体トラフィックによると、2012年に日本の愛好家向け雑誌に日本人がマレーシアでこのトカゲを見つけたことが紹介され、日本やドイツ、ウクライナなどでの飼育や販売例がその後目立つようになった。

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