
宮城県東松島市に完成したスマート防災エコタウン。手前は太陽光発電のパネル【拡大】
2つ目はサービスの分野で、太陽光発電をベースとする電力サービスへの進出。この分野は、発電事業、住宅で発電した電力を集約して新電力や一般企業に販売するアグリゲーション(集約)事業、EPC(設計・調達・建設)事業とO&M(運用・保守)事業を主とし、エネルギー産業の一角を担う新成長分野となります。
3つ目はグローバル化で、日本市場の10倍以上の規模が見込まれている海外市場の獲得を目指します。日本市場をマザー市場とし、途上国での分散型電源によるエネルギーインフラ事業を主導し、世界展開を図っていく戦略です。
FIT制度見直しで転機を迎える太陽光発電ですが、発想を変えると持続可能なビジネスモデルが展開できます。クリーンエネルギーの新たな展開と挑戦に期待したいです。
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【プロフィル】松本真由美
まつもと・まゆみ 東京大学教養学部客員准教授(環境エネルギー科学特別部門)。上智大学在学中からテレビ朝日のニュース番組に出演。NHK-BS1ワールドニュースキャスターなどを務める。環境コミュニケーション、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方を研究する傍ら、シンポジウムのコーディネーターや講演、執筆活動などを行っている。NPO法人国際環境経済研究所(IEEI)理事。