
リオ五輪開会式のリハーサル中、マラカナン競技場で花火が打ち上げられた=7月31日(AP)【拡大】
新しい東京都知事に小池百合子氏が就任した。史上初の女性都知事、都議会との対決が話題だが、2代続いたスキャンダルによる任期途中退任で傷ついた都政のイメージを刷新、信頼回復に努めなければならない。
喫緊に取り組むべき課題は山積する。オリンピック・パラリンピックへの対応もその一つ。小池氏は「関連予算や運営への決定過程を明らかにしてもらい、徹底的な情報公開を図る」と言う。政府や組織委員会との負担の分担、責任の範囲も明確にしていく必要がある。
2020年の開幕まで、4年を切った。時間は限られる。
◆最悪の経済危機
本来なら東京の“学びの場”となるはずのリオデジャネイロ五輪は、ついに大きな混乱を抱えたまま、今週末、開幕する。ルセフ大統領は国家会計の不正操作で弾劾され180日間の職務停止中、開会宣言はテメル大統領代行が行う。
インフラ整備は遅れ、ようやく延伸工事が終了した地下鉄や高速道路システムは、ぶっつけ本番。蚊が媒介する「ジカ熱」や「デング熱」の流行は過ぎたものの、駆除対策は進まず、予断を許さない。トライアスロンやセーリングなどを行うグアナバラ湾はいまだ深刻な汚染状況にある。市内の下水が直接流れ込むが、対応は遅れに遅れた。