
会見の最後に改めて謝罪するDeNA幹部。南場智子会長(右)、守安功社長(中)ら=7日午後、東京都渋谷区(桐山弘太撮影)【拡大】
守安功社長は、7日の記者会見で成長や企業利益を優先させ、正確性などメディアとして重要な事柄を後回しにしたことを認めた。情報サイト事業は主力のゲームに次ぐ柱として、社内では大きな期待が寄せられていたが、利益優先の企業体質との批判は免れず、結果的に全サイトが休止に追い込まれた。
DeNAは平成11年に設立。ゲーム事業で業績が急拡大したが、近年では、競争激化などで伸び悩んでいた。その中で目を付けたのが情報サイト事業だ。平成26年に関連するベンチャー企業を買収し、成長の柱の一つに据えた。
情報サイト事業は利用者や広告収入が順調に伸びた。だが、正確性を担保するために多額のコストを掛けてきた従来のメディアと違って、掲載する記事の品質を担保する仕組みがなかった。この結果、誤った内容の記事の掲載を防ぐことができなかった。
特に医療情報サイトは、読者が間違った情報を基に被害に遭うケースも想定され、責任は重い。