劣悪な衛生状態、暑さで倒れる従業員… 「ミキハウス」子会社がミャンマーに委託した工場の実態 (3/3ページ)

日本の企業が委託したミャンマーの工場内の様子(エナジェティックグリーン提供)
日本の企業が委託したミャンマーの工場内の様子(エナジェティックグリーン提供)【拡大】

 同時に、第三者委員会による調査報告書を公表。それによると、深夜残業があったことや、日曜日に勤務したにもかかわらず、記録が修正液で訂正されていたことなどを認めた。

 ルシアンも1月25日、ホームページで「指摘を真摯(しんし)に受け止め、直ちに事実関係の調査を実施した」とする文書を公表。食堂施設に1・3メートルの壁を設けて施設の修繕を図ったことや、トイレも新たに増設し、トイレに行きにくい状態の改善を図ることを宣言した。

 調査に携わった金昌浩弁護士は「今回の問題は氷山の一角に過ぎない。ミャンマーには同様に、ほかに日本のアパレル企業が進出している。他の企業もビジネスと人権の問題や、CSR(企業の社会的責任)に積極的に取り組んでほしい」と話していた。