
府議会参考人招致で、参考人席に座る籠池泰典氏。目を閉じて質問を聞く場面も=10日午後、大阪府庁【拡大】
《財務面の問題を指摘されても、開校さえできればクリアできたと強調する籠池氏。小学校設立を目指したことには誤りはなかったとの認識だ》
大橋氏「冒頭、学校の教育方針により多くの議員が視察に来るようになり、開校の機運は今と決意したとあいさつされた。機運だけで小学校を開設できるものではない。昨日、7月9日付の読売新聞では総資産額を膨らませ、負債額の割合を30%以下にするために(1億3400万円で取得した国有地の資産価値を)13億円として計上したと書かれていた。貸借対照表の性質を逆手に取った不正処理と思うが、この報道は事実か」
籠池氏「報道ベースのことについてはちょっと回答を控えたい」
大橋氏「これも、お答えいただけないかもしれないが、寄付について。大阪府に約4億円の寄付を受け入れていると説明されている。本当に4億円全額が寄付で集まったのか」
籠池氏「公認会計士の証明付きのもの。手前どもとしてはその通りだろうという認識だ」
大橋氏「先月の報道では2億円寄付した(とされる)社長が『名前を貸しただけだ』と発言していることが報道された。真実はいかがか」
籠池氏「先生申し訳ありません。報道についてのことはお答えしにくいということでご認識いただきたい」