
準決勝の対天理戦、1大会個人最多となる6号本塁打を放つ広陵の中村奨成=22日、甲子園球場【拡大】
深紅の優勝旗は埼玉代表の花咲徳栄が手にするのか、それとも広島代表の広陵に栄冠が輝くか。どちらが勝っても初優勝。夏の風物詩、全国高等学校野球選手権大会はきょう23日の決勝で、熱戦の幕を下ろす。
話題の早稲田実業、清宮幸太郎選手こそ姿を見せなかったものの、すでに甲子園の空には史上最多、68本のホームランアーチがかかった。急激な打力向上の裏には何があるのか。密かに“飛ぶボール”が導入されてでもいたのだろうか。
入場者80万人超
そんなことさえ人々の話題に上り、今年も入場者は80万人を突破するだろう。90回記念大会として過去最多タイの55校が出場した2008年以来、10年連続の80万人台となる。
かつて、高校野球をこよなく愛した作家の阿久悠さんは、夏の甲子園を「やぶ入り」に例えた。離れている故郷を思い、若き日の感傷に浸る。出身校の枠を超え、思いは甲子園に凝縮される。全都道府県から代表が選出される夏ならではの人気の源だと、勝手に解釈している。