【松本真由美の環境・エネルギーDiary】究極の高効率火力発電技術目指す (4/4ページ)

大崎クールジェンプロジェクト実証設備の全景=広島県大崎上島町
大崎クールジェンプロジェクト実証設備の全景=広島県大崎上島町【拡大】

  • 大崎クールジェンプロジェクトの実証設備の中央制御室
  • 勿来発電所のIGCC設備=9月20日、福島県いわき市

 石炭ガス化発電は、低品位な石炭(亜歴青炭や褐炭)を使用できることもメリットです。安価な低品位炭は可採埋蔵量の約半分を占めますが、水分量が多いため利用が進んでいません。それを有効活用できれば、経済的なメリットが出てきます。

 日本のエネルギー自給率はわずか6%。エネルギー安全保障の観点から、石炭の活用は中長期的に必要です。石炭ガス化技術は、石炭火力のCO2排出削減のカギとなる技術で、CO2分離・回収設備を付設したIGFCが実現すれば、大幅なCO2排出削減が可能になります。大崎クールジェンプロジェクトに期待しています!

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【プロフィル】松本真由美

 まつもと・まゆみ 東京大学教養学部客員准教授(環境エネルギー科学特別部門)。上智大学在学中からテレビ朝日のニュース番組に出演。NHK-BS1ワールドニュースキャスターなどを務める。環境コミュニケーション、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方を研究する傍ら、シンポジウムのコーディネーターや講演、執筆活動などを行っている。NPO法人国際環境経済研究所(IEEI)理事。