終末期がん患者どう支えるか-医学生と宗教者が「死」を考える 10年以上続く滋賀医科大の名物講義「医の倫理合同講義」 (3/3ページ)

「医の倫理合同講義」で事例を基に議論を深める医学生と宗教者たち。右は講師の長倉伯博住職=11月13日、滋賀医科大(小野木康雄撮影)
「医の倫理合同講義」で事例を基に議論を深める医学生と宗教者たち。右は講師の長倉伯博住職=11月13日、滋賀医科大(小野木康雄撮影)【拡大】

  • 「医の倫理合同講義」で講師を務めた浄土真宗本願寺派の僧侶、長倉伯博さん=11月13日、滋賀医科大(小野木康雄撮影)

講義は必修

 「人間力を磨く講義ともいえる」

 講義を担当する室寺義仁教授(インド仏教哲学)はそう指摘する。カリキュラムは、前任の早島理・龍谷大教授(生命倫理学)が平成15年に編成した。知人の長倉さんを講師に招き、医療現場での活動を志す宗教者が聴講に駆けつける名物講義に育てた。

 早島教授は「異なる職種がチームを作り、患者や家族にとって何が最適かを議論する。その中に医師も宗教者も入るという訓練の場になれば」と話している。