
(※自動車技術総合機構ホームページより)【拡大】
各地の運輸支局で車検場を運営する自動車技術総合機構は12日、全国17検査場で検査機器の判定基準値の設定を誤ったまま平成26年10月~29年11月に乗用車やトラック、バイクなど約10万3千台を検査していたと発表した。
軽自動車検査協会も同日、愛知県豊橋市の検査場で26年9月~29年9月に誤った基準値で軽自動車約4万5千台を検査したと発表した。
過去の統計から、誤って適合と判定した台数を機構は約6千台、協会は約230台と推定。前照灯試験機などで納入時から設定を誤るなどしていたという。対象車両の使用者にはダイレクトメールを送り、無料の確認検査を実施する。
機構と協会は「車両の安全は直ちに損なわれない」などとしているが、本来よりハイビームが下向きになっていたり、横滑りしやすい状態になっていたりする可能性などがある。