【視点】アメリカザリガニの華麗なる一族 「タイゴースト」めぐり賛否両論 (2/3ページ)

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 この現象は「中位捕食者の解放」と呼ばれ、オオクチバスの駆除後も、さらなる対策に迫られる。市民によるアメリカザリガニ防除の取り組みは、各地で展開されていて注目を集める機会が増えている。

 アメリカザリガニに関する話題のもう一つは華麗な「タイゴースト」の登場だ。

 正体はアメリカザリガニなのだが、ヒゲが白く体には赤や青が混じって美しい。ニシキゴイの発色が転写されたような趣だ。

 ゴーストとは、体が部分的に白化して多彩な色が表れた色彩変異個体の名称だ。国内では以前から存在していたが、人気は今一つだった。

 それが2016年10月に、世界中のザリガニファンが注目するほどゴージャスなゴーストが、タイの観賞魚養殖家によってネット上で発表されたのだ。

 半年後には日本への輸入が始まり、今ではネット上やペットショップで販売されている。インターネットでタイゴーストの画像を検索してごらんになるとよい。彼らのカラフルさに圧倒されることだろう。

 アメリカザリガニは、子供たちの間で人気ある生きものだ。タイゴーストは大人も魅了する力を持っている。新たな水族ペットの一角を占めることだろう。

 発表当初、タイでは1匹で200万円相当の高値を呼んだ。半年後に日本にやってきたときは7万円。今では数千円でも購入できるが、タイでは新たな外貨獲得のビジネスだ。専門誌も創刊されたほどの力の入れられようである。

タイゴーストについても賛否両論