
詰めかけた報道陣からの問いに「(自身の)ホームページに書いてあります」と答える小泉今日子(撮影・佐藤雄彦)【拡大】
◆小泉今日子は「勝った」
今回の不倫暴露は小泉がブチかまし、豊原は「わざわざそこを明かさなくても……」と若干困惑しているように見えた。
この時点で小泉は「勝った」。というのも、「常にタブーをぶち壊す小泉今日子」というイメージを今回も作り上げ、不倫へのバッシングを減らすことができたのだ。
さらに世間に対して「覚悟を決めた女と煮え切らない男」というイメージをつけることができた。小泉と豊原の愛情は変わらないのかもしれないが、豊原については会見で見せたぶっきらぼうな態度も影響して「この人なんなの?」的な批判が多数上がる一方、小泉に対しては「さすがキョンキョン」といった声もある。
結局「誰が不倫するか」というのが重要になってくるのである。イタリアの元首相・ベルルスコーニ氏がいくら不倫していようが「スケベなイタリア男だからしょうがないね」で終わりである。また、勝新太郎やビートたけしも散々女遊びを暴露しているが、「まぁ、勝さんだったら…」「たけしさんならば…」でなんとなくスルーされている。破天荒な人生を送ってきた男性であれば、不倫は「芸の肥やし」的に許されてきた。
小泉といえば突然刈り上げにしたり、エイズ罹患疑惑が出たら「陰性」を示す検査報告書をTシャツにプリントして公表する。20歳年下の亀梨和也と交際をし、エッセイもヒットするし、永瀬正敏と結婚しても結婚式も新婚旅行もしなかった。こうした一般常識や「アイドル」の行動様式とは異なることをやり続けてきただけに、実際のところは「女版・ビートたけし」的な面もあった。
◆「小室ショック」で変わった世間の空気
もうひとつ、小泉にはある追い風が吹いていた。2017年8月、斉藤由貴に24年ぶり3回目の不倫疑惑が報じられる。釈明会見ではボサボサの髪の毛と、のらりくらりとした的を射ない応答がいかにも「不思議ちゃん」ではあったが、最初の会見で嘘をついていたこともあり、評判は散々。NHK大河『西郷どん』の出演が予定されていたが降板となった。斉藤由貴ほどの破天荒な人物であっても昨年9月の段階では不倫が許されていなかったのだ。