eスポーツが持つ可能性に着目する企業も増えている。吉本興業は今年3月、eスポーツ事業への本格参入を発表。海外でプロチームを運営する企業と協力し、プロゲーマーの発掘や育成に注力する。
すでに同社所属の芸人3人がプロ契約し、海外での大会に出場している。同社が運営する劇場や映画館でeスポーツのイベントや大会を開催するなど、市場の拡大を見込んでさらに事業を強化する方針だ。
eスポーツの競技人口は世界で1億人を超え、すでにテニスや野球を上回っており、観戦者を含めた市場規模は今後さらなる拡大が確実視されている。
五輪種目化も視野
eスポーツを従来のスポーツ大会で競技種目として採用する動きも進んでいる。
来秋に茨城県で行われる第74回国民体育大会(国体)では、国内初のeスポーツの都道府県対抗大会が予定されている。成年と高校生の部にわかれ、来春から各都道府県で予選を戦い、国体で決勝戦を行う。種目はサッカーゲームなどを予定している。
同大会の実行委員会はeスポーツの魅力について、「年齢、性別や障害の有無などに関わりなく楽しめ、スポーツのあるべき姿を象徴している」と説明する。
また、今年8月にインドネシアで開催され、「アジア版五輪」ともいわれるスポーツの国際大会「アジア競技大会」でeスポーツが公開競技として行われる。4年後の中国大会では正式種目として採用されることも決まった。