
プロアマ戦での言動をめぐり、記者会見で頭を下げる男子ゴルフの片山晋呉選手(左端)ら=6月27日、東京都内【拡大】
□帝京大学准教授・川上祐司
今年5月に行われた日本ゴルフツアー選手権森ビルカップのプロアマ戦で片山晋呉選手が招待客に不愉快な思いをさせたとして罰金と厳重注意処分を受けた。森ビルカップは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する日本男子ゴルフツアーのメジャートーナメントの1つで賞金総額は1億5000万円を誇る。森ビルは冠スポンサーの位置付けで特別協賛として同大会をサポートする。この巨額の賞金も協賛金で充当されている。
その同社が日頃のご愛顧を込めた取引先へのホスピタリティーの場として開催するのがプロアマ戦であり、プロゴルフツアーでは恒例のイベントである。果たしてその目的とは何か。日本のプロゴルフトーナメント構造について筆者の旧職での経験を基に日本女子プロゴルフツアー(LPGAツアー)を事例に考えてみたい。
企業が主催者
2018年LPGAツアーは賞金総額37億2500万円(全38試合)と、6年連続で最高額を更新する。そのほとんどは企業の宣伝広告費からである。LPGAの小林浩美会長は「ツアーの価値をさらに向上できるように頑張っていきたい」とコメントした。