費用は「粗大」並み…ごみ屋敷防止へ 自治体のサポート体制、整備進む (1/3ページ)

雨の中、不要な家具を運び出す埼玉県所沢市の職員ら
雨の中、不要な家具を運び出す埼玉県所沢市の職員ら【拡大】

 高齢になると粗大ごみはもちろん、日常のごみ出しも大変というケースが出てくる。最悪の場合は「ごみ屋敷」となり、近隣に迷惑をかけることにもなりかねない。各自治体では、高齢者らのごみ出しをサポートする体制の整備が進んでいる。

 費用は「粗大」並み

 埼玉県所沢市。高齢者や障害者に2003年から「粗大ごみ訪問運び出し収集」を行っている。市職員が自宅を訪問して、隣人や民生委員ら第三者の立ち会いのもとで屋外に運び出す。年に50~70件ほどの利用がある。

 この日の依頼者は市内の一軒家で暮らす60代後半の加藤ゆかりさん(仮名)。夫を亡くし、子供も独立。使わない物が増えた。将来、家を処分することになるかもしれず、室内を片付けておく必要があると思ったそうだ。

 知らない業者に家の中に入られるのは防犯上の不安が先に立つ。そんなとき、市の広報誌でこの制度があることを知った。「行政なら安心ですし、助かりました」と加藤さん。

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