【高論卓説】未来開くデジタル技術の発展 画像解析、地球規模の課題解決を期待 (2/3ページ)

 アフリカでは、血液などの医療用品を運搬するために使われ始めた。道路舗装が進んでおらず、地上での運送には時間がかかりすぎる。地上輸送では数週間以上かかっていた搬送時間を数時間に短縮でき、人道支援に貢献する。映像を使うことで、道路状況の確認や違法行為の摘発も可能だ。

 米オービタル・インサイトは、衛星やドローン画像の中から地上の物体を認識してカウントする。撮影した画像を時系列に並べて解析することで地上の変化を捉える。作物の生育状況や、災害の被害状況などを確認することができる。

 同社の衛星画像の解析は、世界銀行の活動にも貢献している。世銀は、世界各国の貧困度調査を行っているが、現地に赴いて情報を収集するのが難しい危険地域において、家や車の量、建物の高さ、農地面積などを測定し、経済発展指標としてのデータを収集することができる。地球規模での環境保全に役立てているのだ。

 自動運転にも高度な画像技術が使われている。車のカメラから路面の状況や障害物、歩行者を検知し、他のさまざまな情報と組み合わせて、安全な運転を可能とする。カメラの性能や情報解析の技術が向上することで、運転の性能はさらに向上する。

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