【松本真由美の環境・エネルギーDiary】低炭素社会に貢献! 宮崎大の現場 (4/4ページ)

宮崎大木花キャンパス内のエタノール製造プラント=宮崎市
宮崎大木花キャンパス内のエタノール製造プラント=宮崎市【拡大】

  • エタノールを抽出するための蒸留装置
  • 宮崎大木花キャンパス内のエタノール製造プラント=宮崎市
  • 水素製造装置

 「自動車燃料用のバイオエタノールは純度99.9%以上のものが多く、高度な精製設備が必要になるため、導入コストが高くなります。しかし、私たちの技術では純度70%以上のエタノールを製造するので、それほどコストをかけずに製造できます。このプラントを公開し、酒造メーカーにプラントを売り込むことも考えています。廃液処理コストを低減できるうえ、カーボンニュートラルなバイオエタノールやバイオ固形燃料を製造でき、環境ビジネスの可能性を秘めています」(塩盛教授)

 新たな環境ビジネスの芽は、丹念な基礎研究によって生み出されることを実感しました。

【プロフィル】松本真由美

 まつもと・まゆみ 東京大学教養学部客員准教授(環境エネルギー科学特別部門)。上智大学在学中からテレビ朝日のニュース番組に出演。NHK-BS1ワールドニュースキャスターなどを務める。環境コミュニケーション、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方を研究する傍ら、シンポジウムのコーディネーターや講演、執筆活動などを行っている。NPO法人国際環境経済研究所(IEEI)理事。