健保組合1278億円の黒字 27年度決算、保険料率引き上げが貢献

 

 大企業の会社員らが加入する健康保険組合の全国組織「健康保険組合連合会(健保連)」は9日、平成27年度の決算見込みが1405組合全体で1278億円の経常黒字だったと発表した。2年連続の黒字。保険料率の引き上げに加え、雇用状況の改善で保険料を納める加入者や保険料額の算定の基礎となる給与が増えたことなどが影響した。

 経常収入は7兆7854億円で、このうち保険料収入は前年度比1843億円増の7兆6676億円。313組合が保険料率を引き上げており、平均保険料率は0.153ポイント増の9.035%(労使で分担)となった。平均保険料率が9%を超えるのは初めて。保険料率引き上げに伴う増収は952億円に上った。

 一方、経常支出は7兆6576億円。このうち保険給付費は高額薬の保険適用などにより1180億円増の3兆7897億円。高齢者医療などへの拠出金は、25年度の過払い分が返還されたため、52億円減の3兆2742億円だった。