【寄稿】世界の健康安全保障に不可欠な台湾の国際参加 (1/4ページ)

2016.6.4 05:00

 □台湾衛生福利部長・林奏延氏

 世界保健機関(WHO)が2004年4月21日に発表した統計によると、03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)により計774人の命が奪われた。国境を越えて多くの犠牲者を出したSARSは、その緊迫した発生月から1年余り、国際的な貿易および旅行に深刻な打撃を与え、世界の広範な経済を麻痺(まひ)させた。

 このような脅威は決して終わったわけではない。エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)といった感染症が新たに出現している。これらの脅威について我々が知っていることは少なく、世界の保健専門家を集めても、新しく発生した未知の感染症は瞬く間に世界中に広がっていく。1日で往来できる世界の航空網の急激な拡張以上に速く広がることは間違いない。

 ◆国境越える感染症

 ジカ・ウイルスが昨年末に南米で発見され、すべての大陸に広まったように、感染症の流行を封じ込めるためには、世界レベルで取り組まなければならない。WHOが14年に発表したデータによると、世界における感染症の17%が生物媒介の疾病であり、毎年75万人が死亡している。その中で、デング熱は最も速く広がり、100カ国以上で見られる風土病である。世界の4割の人々が感染する潜在的リスクがある。

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