【PM6:55カップル成立】帰りの電車の車内。めでたく両思いになった2人、会話も弾む【拡大】
「勝利の方程式」
午後3時半。イベントの山場、フリートークタイムを迎えた。2人きりで話せる場所が用意されている。
ここでも松田さんたち助っ人の出番だ。「気になるお相手はいませんか」。こまめに参加者に声をかける。もじもじしていた男性には「話をしないと分からないですよ。頑張って」と激励。「世話を焼けば焼くほどカップル数が増えるんです」。松田さんが編み出した「勝利の方程式」だ。
午後6時45分。車内で結果が発表された。両思いとなったカップルは、過去最高の8組。参加者の3分の1が相手にめぐりあえたことになる。思いが通じたカップルも幸せそうだったが、松田さんたち社員の表情もまた、輝いていた。
「寺社コン」も人気
“官製”婚活イベントの先駆けとされているのが奈良県。出生率が全国ワースト2だった奈良県では、平成17年、出生率の上昇につなげようと、出会いの場を提供する「なら出会いセンター」を開設。パーティーなど婚活イベントの企画と情報発信に乗り出した。入会金不要で参加料も安く設定、お堅いイメージから安心感もあり、たちまち人気に。
秋田、栃木、茨城、兵庫、岡山、広島、福岡、大分など全国各地に同様のプロジェクトがあるがいずれも盛況だ。
今年3月、大阪府森林組合南河内支店(大阪府河内長野市)主催のバーベキュー婚活イベントでは、男女各30人の定員に対して6倍を超える応募。一昨年の夏に岡山市が主催した、「瀬戸内海に浮かぶ離島で鬼ごっこ」という変わり種の企画には、全国から応募が殺到。このほか、各地の寺院が「寺社コン」を開いており、写経を通じた婚活イベントなどは「字に性格が表れる」と人気だという。(社会部 栗井裕美子)