絶対大丈夫!と思った大企業が次々倒産 危ない会社の兆候とは? (3/4ページ)

2012.11.10 13:55

負債より自己資本の比率が高ければいいのですが、負債の比率が高ければ高いほど経営が厳しくなる。負債の比率が80%以上という場合は、危険ゾーンだと考えたほうがいいでしょう。

その場合は、流動負債の割合に注目してください。負債には10年社債など長期で返済する固定負債と支払手形など短期で返済する流動負債がありますが、流動負債が多いということはすぐに返さねばならない借金をたくさん抱えているということですから、倒産の危険度はさらに増します。

また、資産にも固定資産と流動資産がありますが、貯蓄や株券などすぐに現金化できる流動資産が多ければ、「リーマンショック」など不慮の事態に遭遇しても乗り切れるので安心です。

●「損益計算書」を見て、経常利益が3年以上赤字

こちらは通称「P/L」と言われ、「会社のもうけがどれだけあるか」がわかります。「売上高」「営業利益」「経常利益」「純利益」などのさまざまな項目がありますが、「経常利益」に注目してください。大まかに言うと、「売上高」からコストを引いたものが「営業利益」、「経常利益」はその「営業利益」に「営業外収益」を加え、さらに「営業外費用」を引いたもので、企業の収益力を示す指標となります。この「経常利益」が数年間黒字ならば安定企業です。増えていると優良企業ですが、増えていなくとも横ばいならば倒産の心配はほとんどないでしょう。逆に経常利益の赤字が3年以上続いているなら、経営は相当厳しくなっていると言えます。

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