【丸山氏の回答】 四の五の言わずやる。「どうやったらできるか」で悩め
リーダーを経験する人の誰もが直面する問題ですね。キャリアを伸ばすために必ず受ける「洗礼」のようなものです。もう「四の五の言わずにやる」しかありません。そのために、会社が掲げる方針・目標に対して、リーダーが心の底から納得すること。そして、リーダー自身の言葉で部下たちに語れるようになることです。そうしないと現場は破たんします。
あなたがまずできることは、上司ときちんと話をして、掲げられた方針・目標を納得することでしょう。もしかしたら、「売り上げが下がる中で全員の給与水準を維持するためには、これだけ達成しないといけない」など、その目標数字に対して意味があるかもしれません。少なくとも事業の背景を知ることは、あなたに経営者的な視点をもたらすはずです。また、無理難題を小人数で実現させようとすれば、従来のやり方からガラッと変える必要があります。今までにない発想が必要ですし、部下への指示の出し方も工夫しなくてはいけませんから、戦略を立てて実行する力は確実に身に付くでしょう。つまり、「できる・できない」の次元で悩んではいけません。「どうやったらできるのか」で悩むべきなんです。
(リクナビNEXT/2010年07月07日)