武蔵野大学付属産後ケアセンター桜新町では、助産師から個人の悩みに沿った対応が受けられる=東京都世田谷区【拡大】
宿泊型ケアは2%
厚生労働省の研究班(福島富士子代表)が実施した調査によると、宿泊型産後ケア事業を実施している自治体は2%だった。
調査は昨年11月~今年1月、市区町村の母子保健担当者に実施し、785自治体が回答した。
それによると、宿泊型産後ケア事業の実施は17自治体で、全体の2%。実施内容で最も多かったのが育児指導。乳房ケアや母親の身体的観察、母親のメンタルヘルス支援も行われていた。しかし、「母親のネットワークづくり」は行われていなかった。