手軽に「ネット内職」　時間と場所を選ばず稼ぐ (3/3ページ)

　ただ、仕事をする以上、最低限の自己管理は必要。例えば、オリジナルの文章を作る必要がある場合、他のサイトの文章のコピーは厳禁といったルールを守ることが大切だ。

　被災地でも

　クラウドソーシングは、東日本大震災の被災地をはじめとする地方でも就業の機会を提供している。同社では地域やＮＰＯ法人などと連携し、２３年７月から被災地向けに「テレワーク１０００プロジェクト（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｔｅｌｅｗｏｒｋ－１０００．ｊｐ／）」を始めた。

　一般の仕事に比べ、ポイントの還元率が高い仕事や被災地向けの仕事が掲載され、約１３００人が登録、１２００件以上の仕事を発注。現地では説明会も開かれているほか、パソコンの貸与や仕事のサポートも行われている。

【用語解説】クラウドソーシング

　不特定多数の人に企業などが業務を外注・委託する雇用形態。簡単な入力作業から翻訳やウェブデザインなど、専門的な知識やスキルを必要とする仕事まで幅広く提供されている。発注元には人件費などのコストを抑えながら、社外の人材活用で新しいアイデアや高いスキルを得られるメリットがある。発注から報酬の決済まで全てがウェブ上で完結するため、専門的なスキルを持つ人では自宅などに居ながら高収入を得ることも可能。地方での就労機会の提供や新しい働き方として注目され、働き手と企業を仲介するサービスも多く登場している。