「堂々と来てほしい」 平日の昼間にHUBに行けない理由 (3/3ページ)

2013.6.23 06:00

槌屋詩野さん(後列左)ら

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 一般的に言って、コンセプトの明確さと人間関係という二つがプロジェクト推進力として要求される。それにも拘わらず、個人の能力や性格が多方面から分析されるように、人間関係そのものが定量的に測られることはあまりない。

 もちろんHUBグローバルが東京のチームをそのようにテストしたわけではない。が、色々な課題を与えながら「人間関係の確かさや深さ」をシーンで見抜こうとしたであろうことは想像がつく。この程度のトラブルで人が離れるのか。あの厳しい峠を仲間と乗り切ったか、と。 

 冒頭のテーマに戻る。大きな会社は名刺で社外とつきあうことが多いし、社内においても何処からかのサポートが得られる仕組みになっている。当然ながら、そこにおいて人間関係の質が問われないことはない。しかしながら常に何かに守られているケースと、いわば裸一貫で荒海に立ち向かう差は大企業のビジネスパーソンが想像する以上に大きい。

 イノベーションを実現するには、小さくても良いからお金が動くカタチが見える実験をどんどんやってみることだ。これができないから大企業の歩みは巨象の如くと比喩される。

 そこで組織の意思決定プロセスが槍玉にあがる。だが、そもそも挑戦して一歩踏み出す際の人間関係が希薄だからではないのか?はじめの一歩を支えてくれる人が脇にいないから平日の昼間にHUBに行けないのではないか? 

 イノベーションを望むなら目線をもう一度基本に戻すべきだろう。

 ローカリゼーションマップとは? 異文化市場を短期間で理解するためのアプローチ。ビジネス企画を前進させるための異文化の分かり方だが、異文化の対象は海外市場に限らず国内市場も含まれる。

 安西洋之(あんざい ひろゆき) 上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、独立。ミラノ在住。ビジネスプランナーとしてデザインから文化論まで全方位で活動。現在、ローカリゼーションマップのビジネス化を図っている。著書に『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』 共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。ローカリゼーションマップのサイト(β版)フェイスブックのページ ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih

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