もちろん、インターンシップに参加せずとも、アルバイトや部活動などを通じて自己研鑽に励んだ学生は、選考で評価を得ている。もし、子どもが就職活動を意識したうえでそれらに意欲的に注力しているのであれば、無理にインターンシップ参加を促すこともないだろう。
もし子どもにインターンを勧める場合は、何かしら「参加の目的」を意識させたい。というのは、勧められるがままにインターンシップに申込み、「参加したこと」に満足してしまうと夏以降の活動につながらないからだ。インターン参加後には、自分がふれた企業・業界の知識をさらに深め、ほかの企業と比較しつつ、自分が働くイメージを明確にしていく作業が待っている。
「参加だけでもしておけば内定に近くなるから考えてみたら」という促し方も効果的ではある。しかし、せっかくの就業体験の場を無駄にしないためには、「就活本番の前に社会人とのコミュニケーションに慣れておくとよい」「将来やりたいことがわからないのなら、まずは一つの仕事を体験してから考えてみたら」など、目的を明確にしてアドバイスする方が望ましいだろう。
就活生の子どもに対しては、やみくもに内定への最短距離を示すのではなく、インターンシップ事情を正しく理解して「働くことの意識づけ」をすることが求められるだろう。(「内定塾」講師 奥田玲子)
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