日本よりも早くネット社会になった米国では、ネットの特性を理解し、使いこなすための社会教育の講座が大学などに設けられ、多くの人が受講しているという。下田さんも親と子供が共にネットについて学ぶ「ペアレンタルコントロール(パソコンなどIT機器の使用に関し、親が使用時間や使い方を制限するなどの学習)講座」を各地で開催している。
下田さんは「インターネットはもはや現代社会に不可欠なメディア。保護者もその特性を理解し、危険性を認識したうえで使うよう親子で話し合ってほしい」と話している。
【用語解説】SNS 社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービス。FBのほかに、ライン(LINE)やツイッター(twitter)、ミクシィ(mixi)などがある。リクルート進学総研の調査(平成25年)によると、高校生でFBを利用しているのは約3割。約半数が利用するラインやツイッターよりは少ないが、利用者は年々増えている。