台北の故宮博物院展 悠久の文化物語る「証人」 (3/5ページ)

2013.10.19 13:47

 「盤」とは祭祀(さいし)などで手を清める水盤のこと。357字の銘文が刻まれており、篆書(てんしょ)の名品としても知られる。

王羲之(おうぎし)「定武蘭亭序(ていぶらんていじょ)」

 (東晋・353年)=九博のみ

 書聖、王羲之(303~361年ごろ)の作品の中でも、最も有名な「蘭亭序」。故宮博物院の広大な庭園には、この伝説の行書にちなんで「蘭亭」という名の東屋もある。

 353年3月3日、王羲之は蘭亭に名士41人を招いて詩会を開いた。「蘭亭序」はその際書いた詩集の序文の草稿。肉筆の書は、王羲之の書を愛してやまなかった唐の太宗が自らの墓に副葬させたといわれ、現存しないとみられる。しかし、後世の能書家による複製が残っており、今回出品される「定武本」は、特に貴重とされる拓本である。

「肉形石(にくがたいし)」

 (清・18世紀)=九博のみ、期間限定展示

 あめ色のツヤ、プルンとした脂身は、まさしく中国料理のトンポーロー(豚の角煮)。

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