中高の授業でも
統計を学ぼうとの動きはここ数年、大きくなっている。学習指導要領の改訂で、中学では24年度から「資料の活用」が、高校では今年度から「データの分析」がそれぞれ数学の授業に組みこまれた。
また、23年には日本統計学会が認定する「統計検定」も新設されている。グラフや標本調査の読み取り方法をたずねる4級(中学レベル)から、実社会でのデータ解析遂行力を試す1級(理系大卒から専門家レベル)など6段階。過去2回の検定では、小学6年生も4級に合格している。
来月17日実施の第3回検定(今月16日締め切り)には、昨年(2692人)を超える申し込みがあるという。運営する統計検定センターの担当者は「TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)の点数が入社・昇任試験で採用されるように、職種によっては統計検定が求められようになるのでは」と、有用性を語る。
セクシーな職業
「今後10年で最もセクシーな職業は統計家だ」