「台風の被害が小さく、通常通りの出荷があるので、店の価格は例年並み」(桐生栄子店長)。10月は野菜の端境期で売り上げが減る時期だが、今年は例年ほど減らず、昨年同時期の約4800万円より500万円ほど伸びる見込みだ。ただ、10月は店頭イベントも多かったため、直売所がにぎわった要因が「野菜の高騰」かどうかは分からないという。
「去年の夏に野菜が安かったのを覚えていますか」と話すのは、青果卸売会社「東京青果」(東京都大田区)の担当者。「価格を前年同期と比べると高騰しているように見えますが、今年の10月は平年並みからやや高め。同じ10月でも10日頃は気温が高く、安かった」と指摘する。価格が高くなる要因は、台風による被害もあるが、猛暑や天候不良、産地の切り替わりがうまくつながらず入荷が減るなど複雑で、瞬間的に高くなる品目もあるという。
先月末は下げ傾向
農林水産省関東農政局が10月31日に発表した「野菜の入荷量と価格の見通し」(東京都中央卸売市場)によると、10月の主要野菜の価格は全体として平年(平成20~24年の5年平均)並みだった。