ホットビールにホット炭酸、ホットワイン…。本格的な冬の到来を前に、新しいジャンルの「ホット」な清涼飲料水や酒類が相次いで発売、提案されている。定番の熱かんにお茶もいいが、さまざまな飲み物を試しながら心の底から温まり、ホッとリラックスできる飲み物を探してみよう。(村島有紀)
デザート感覚
「東日本大震災後の節電で『飲み物で温まる』が注目され、販売に力を入れるようになった。日本ではビールは冷たい飲み物だが、欧州ではホットビールというジャンルが以前からありました」と話すのは、キリンビール(東京都中野区)の広報担当、山田朗子(あきこ)さん。
同社は、黒ビール「一番搾(しぼ)りスタウト」でホットビール(ホットスタウト)の飲み方を提案している。ビールに砂糖を加えて温め、シナモンスティックの香りを楽しみながら飲むスタイル。レシピの提供のほか、直営のビアレストラン「一番搾りガーデン」(港区、12月27日まで、1杯550円)や全国の「キリンシティ」(1杯650円)で販売している。