朝晩の冷え込みでコートが活躍する季節になり、店頭にはさまざまな男性用商品が並び始めている。お気に入りの一着を手に入れ、上手に着こなしたい。(竹岡伸晃)
男性用コートには、(1)トレンチコート(2)チェスターフィールドコート(3)ステンカラーコート(4)ラグランスリーブコート(5)ピーコート(6)ダッフルコート(7)ダウンコート-などがある。(1)~(4)はスーツやジャケットの際に着用。(5)~(7)は私服のときに着ることが多いが、最近ではビジネス、カジュアル両方の場面に対応したデザインも登場している。
オン、オフに対応
三越銀座店(東京都中央区)では、オリジナルブランド「MITSUKOSHI-GINZA」のキルティングコート(3万9900円)やステンカラーコート(5万8800円)が人気だ。
キルティングコートは中に綿を入れた布が使われており、「軽くて暖かいのが特徴」(同店紳士服担当の臼井大樹(うすい・だいき)さん)。ステンカラーコートは襟がスタンドカラー(立ち襟)で、「首回りが暖かく、男らしさを演出する」(同)デザインとなっている。いずれもオン、オフに対応した商品だという。
アパレルメーカー、三陽商会(新宿区)は今秋、百貨店などで京都産の高級合鴨「京鴨」の羽毛を使ったダウンコートの販売を始めた。紳士服企画担当の堀田善弘さんは「手間暇かけて育てられた京鴨の毛足の長い良質な羽毛が使われている。まるで空気を着ているように軽く、暖かい」と説明する。
男性用としては5ブランド、8商品を展開。「アレグリ」のフード付きダウンコート(6万9300円)は40、50代、「ザ・スコッチハウス」のダウンコート(4万5150円)は50、60代の男性の支持を集めている。街歩きやスポーツ観戦、アウトドア活動の際などに、セーターやシャツ、ジーンズなどと合わせておしゃれに着こなしたい。
上品な質感
高島屋(大阪市中央区)はカシミヤを使った男性用コートに力を入れている。新宿高島屋(東京都渋谷区)の紳士服売り場担当、西村英一郎さんによると、「軽くて暖かく、光沢感のある上品な質感が特徴」。
同社のオリジナルブランド「TAKASHIMAYA」で、「ニューPコート」(12万6千円、カシミヤ63%・シルク37%)、「シングルチェスターコート」(カシミヤ100%=18万9千円、同63%・シルク37%=15万7500円)、カシミヤ100%の商品の3商品を展開している。
西村さんは「仕事やパーティーなどの場面で、スーツやジャケットの上に羽織るなどして活用してみては」と提案している。
中に着たうえでサイズ確認
コートを購入する際は、スーツやジャケット、セーターなどを着用したうえでサイズを確認する。三越銀座店の臼井さんは「体に合ったサイズの商品を選ぶことが大切。動きやすく、疲れにくい」と説明。「中にいろいろ着るから」と、大きめのものを選ぶとやぼったい印象になるという。
袖丈はシャツやジャケットの袖が出ない長さ、着丈はジャケットなどの裾が出ない長さのものを選ぶ。
手入れの基本はブラッシング。肩や襟の周囲、背中などを丁寧にブラッシングしてほこりや汚れを取り、風通しの良い場所に保管する。クリーニングは「シーズン終了後に出せばいい」(臼井さん)。