対策には毎日のケアが重要だ。水仕事をするときは、薄手の綿の手袋の上にゴム手袋をする。「ゴム手袋だけでは蒸れてかゆくなることがあるので注意して」と野村院長。
手を洗うときも注意する。高温のお湯だと皮脂を奪い過ぎて乾燥を招くので、ぬるま湯にする。また、ハンドドライヤーを使うと指先を乾燥させてしまいがち。吸水性の高いハンドタオルやハンカチを使うのがいい。
症状に合わせて
保湿に有効なのがハンドクリームだ。さまざまな種類があるが、症状に合わせて選ぶ。
「ビタミン系」は血行を改善し、水分と油分を補給する。予防的に使うなら「保湿系」だ。「尿素系」は皮膚の角化した箇所に使うといいが、「角質を溶かす働きをするので皮膚の薄い所は避けて使って」と野村院長。かゆみが気になるなら「かゆみ止め系」を使おう。