「著作権の関係での問題は、どのような点に注意すればいいか」「トラブルが起きないようにするためには、どういう契約が望ましいのか」。エンジニアたちが技術一本槍ではない様子は、なんとも頼もしい。
また、学ぶのは塾生だけではない。塾には社員の満足度アンケートがあり、塾長たちは塾生から“評価”を受ける。このため幹部は講義に工夫を凝らし、部下に対する指導力など自らの人間力を磨く。
日々進化する技術ばかりがクローズアップされがちなIT業界だが、技術は人材あればこそ成り立つ。KYOSOは人材を会社の財産として重視することを経営理念に掲げているが、実践は座学にとどまらない。
例えば同社の前社長は、社員を「さん」付けで呼ぶよう心がけたという。上下関係をフラットにし、スムーズな人間関係と連帯感を生み出そうという試みで、幹部と社員の親交や連帯感が生まれる私塾も、その延長線上にあるようだ。