EV急速充電器“ニアミス”ご用心 心臓ペースメーカー誤作動の恐れも (1/3ページ)

2013.12.15 07:02

 電気自動車(EV)の普及とともに急速充電器の設置が進む中、急速充電器から発生する電磁波が心臓ペースメーカーの誤作動を引き起こす恐れがあるとして、厚生労働省や大阪府医師会などが注意を呼びかけている。

 急速充電器は今後、商業施設など不特定多数の人が出入りする公共空間への設置が増え、ペースメーカー利用者との“ニアミス”の増加が予想されることから、急速充電器の業界団体も電磁波の影響を警告する統一シールを作成するなど対策に乗り出した。

 53センチ未満の距離で

 電気自動車の充電器は、高速道路のサービスエリアなどに設置され、短時間で充電できる急速充電器と、長時間駐車する自宅などに設置される普通充電器がある。

 急速充電器を扱う業界団体「チャデモ協議会」(神奈川県)などが5社25機種のペースメーカーを対象に電磁波の影響について実験を行ったところ、心臓が小刻みに震える「細動」を取り除く機能のない12機種で、急速充電器から53センチ未満の距離まで近づくとリズムを整える電気信号が一時的に出なくなるなどの影響が確認された。普通充電器でも12・5センチ未満の距離で影響があった。

チャデモ協議会も電磁波の影響を警告する統一ステッカーを作成

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