ベネッセコーポレーションも昨年末、小学校高学年~中学生対象の電子書店「ブクフレ本」(iPad専用)をオープン。子供の安全を考え、保護者があらかじめ画面に表示する本を選べたり、子供のリクエストを承認したときだけ、購入できる仕組みを整えた。同時にユーザー同士が読書体験を共有するためのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も開設した。
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現段階ではスマホやタブレット端末を所持している小中学生はまだ少数派だが、所有率は急増している。大型玩具店などでは子供向けのタブレット端末のほか、キンドルなどの電子書籍端末の販売も好調だ。トイザらス・ベビーザらスお台場店の河合真吾店長(40)は「学習や読書もできるという付加価値と、ネットに対する安全性が重視されていることで購入する人が多い。認知が進めば買う人はさらに増えるのでは」と話す。