--経営側と意見の相違はあるのか
「経済を好循環させるという部分は一致している。ただ、その方法や手段は賃金引き上げだけでないというのが経営側の言い分だ。われわれは、雇用、労働条件が安定していくことが、基礎となると主張している。今回の好業績は円安効果が大きいとされるが、労働の質的向上がなければ実現しなかった。しっかり報いるべきだと訴える」
--ベアを実現することの意味合いは
「経済を巡航速度で再生軌道に乗せられるかどうかは、労働環境の改善にかかっている。そのことを労使ともに発信するべきだ。雇用の安定のみならず、次の世代のためにも豊かな労働市場を作って行くべきで、今回はその第一歩との位置づけだ」
--一部では、ベア要求額が低いとの指摘もある
「永年にわたる景気低迷でも定期昇給が続けられてきたのも事実で、経営が不安定になるようでは意味がない。ベアは今後も血のにじむような原価改善を続けていくという覚悟を持った要求で、その意味は重い」