同時再送信に先鞭
フジの遠藤専務は、サービスを始めた背景として「最近のテレビの視聴方法は、HDD(ハードディスクドライブ)レコーダーに予約したり、スマホなどマルチデバイスを使うなど非常に多岐にわたっており、一人一人が自分の見たい番組を“編成”している」と指摘。「視聴者の利便性を考え、ニーズに応えていきたい。日本は地上波の同時再送信(放送とネットの同時提供)を行う環境には至っていないが、今回のサービスはそれに先鞭(せんべん)を付けるものだ」と強調した。
他に先駆けて「丸ごとネット配信」を実現できた理由について、同社ペイTV事業部の窪田正利部長は「CSで3チャンネルを運営しており、他チャンネルと比べオリジナルコンテンツの割合が多いからこそ可能だった。F1など海外スポーツが中心のため、権利元の理解も得やすかった」と説明している。