ITP女性患者の二の腕にできた紫斑と点状出血。本人はいつできたかも分からないという(宮川義隆・埼玉医科大学病院教授提供)【拡大】
■患者会発足、ネットにも意見交換の場
ITPの情報提供や患者同士の交流を図ろうと昨年9月、ITP患者会「なんくるないさー」(http://itp-n.jimdo.com/)が設立された。第1回の交流会が27日午後1時、東京都難病相談・支援センター(東京都渋谷区)で開かれる。患者会の大江和子代表は「症状に日々、振り回されている患者も多い。支え合うきっかけになれば」と話す。
インターネット交流サイト「フェイスブック」で患者と治療に携わる医師・医療従事者限定の「ITP患者のひろば」も登場。参加する愛知県在住の女性は「担当医はITPに詳しいわけではない。自分自身が病気のことを正しく理解することが大切だと分かった」と話している。