父は400勝投手「カネヤン」 俳優・金田賢一さん「野球の勧めはなかった」 (3/3ページ)

2014.5.17 12:07

 ある日、賢一さんが仕事から帰宅した姿を見て、正一さんは「夜にサングラスかけて帰ってくるな。芸能人らしくぶるな。豚もおだてりゃ木に登る、舞い上がっちまうから気をつけろ」。「中身がないのに外見ばかり取り繕うな、との意味だと思う。体験して振り返ってみて、後から同調したり反発したり。親になったから分かることもある。親の教えはそういうもの」

 キャリアを積み上げた賢一さんは平成19年、朗読ユニット「朗読三昧」を結成。年2回の自主開催でスタートした。そんな中、山梨で公演予定があると知った正一さんは、巨人の元監督で甲府出身の堀内恒夫さん(66)に公演チラシを手渡したことを知った。「客が入らなきゃ大変だろ、と言われました。週1回、実家の様子を見に行くと、『飯、食ったか?』。いつまでたっても子供の生活や体が心配なんでしょうね」

 自身も娘に同じせりふを言ってしまうのは親子2代、体が資本の職業だからかもしれない。(日野稚子)

 ≪メッセージ≫

 投手時代を知り、プレーを見て憧れてくれた同世代の人たちに対して、ダンディズムを貫いてほしい。

【プロフィル】金田正一

 かねだ・まさいち 昭和8年、愛知県生まれ。享栄商高を中退し、25年、国鉄スワローズ(現ヤクルトスワローズ)入団。40年に巨人へ移籍、44年、引退。ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)の監督も2度、務めた。通算成績400勝298敗、完投365など日本プロ野球記録を多数持つ。

【プロフィル】金田賢一

 かねだ・けんいち 昭和36年、兵庫県生まれ。成城大学中退。高校在学中に映画「正午なり」でデビューし、ドラマや映画などで活躍。音楽家の丸尾めぐみさんとの朗読ユニット「朗読三昧」では6月8日、下北沢Com.Cafe音倉(東京都世田谷区)で自主公演を開催。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。