蒸し暑い季節が間もなくやってくる。定着したクールビズだが、ファッション性を損ねることなく、通勤中も職場でも快適に過ごせるように工夫したい。(日野稚子)
冷感素材のジーンズ
カジュアルスタイルの一着としてオフィスでも通用するようになってきたジーンズ。しかし、蒸し暑くなると、汗をかいたときの密着感が不快で敬遠したくなることも。「夏場はジーンズ購入さえ避ける傾向だったが、冷感素材を採用して以降、リピーターもついて堅調になってきた」。ジーンズ老舗ブランド「リーバイス」を展開するリーバイ・ストラウス ジャパン(東京都港区)マーケティング統括部の矢向真帆さんは話す。
リーバイスが平成24年から女性向けに展開するのが、吸汗・速乾機能素材「クールマックス」を採用したクールマックスファブリックシリーズ。色味や触り心地は柔らかなデニム素材といった感じで、いずれも横ストレッチのきいた、タイトストレート(直営店価格1万6200円)▽スキニー(同)▽クロップド丈のボーイフレンドスキニー(同1万800円)-の3型をそろえる。中でもオフィス向きは今季初登場のスキニータイプの濃紺色。リーバイスジーンズを象徴する黄色ではなく、白とシルバーの糸を採用、ステッチも爽やかだ。「淡いインディゴ色のジーンズではカジュアル過ぎると気にする人もいる。濃紺色で糸色も変え、キレイめな仕上がりを目指した」(矢向さん)