昨年12月刊行の『呆韓論』(産経新聞出版)は、主に現地での報道を基に日韓の国民性の違いを論じ、現在27万部のベストセラーとなっている。ほかにも『歪みの国・韓国』(祥伝社)、『虚言と虚飾の国・韓国』(ワック)など5万部を超える本が続出している。
こうしたブームの火付け役となったのが昨年4月に発売された『悪韓論』(新潮社)だ。著者は元時事通信ソウル特派員の室谷克実さん(65)。「韓国で2010年に偽証罪で起訴された人は日本の66倍」といった現地報道を引用し、同国社会の病理を浮き彫りにした内容だ。新潮社の担当編集者、松本冬樹さんは「数年前まではサムスン電子や現代自動車の躍進を背景に『韓国に学べ』といった内容の本が多かったが、それに対するアンチテーゼという面もある」と出版の意図を明かす。
韓国本が売れ始めた契機として、関係者が口をそろえるのが平成24年8月の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)による竹島上陸と天皇陛下への謝罪要求だ。そして、昨年就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領の「被害者と加害者の関係は千年変わらない」といった言動が、売れ行きに拍車をかけたという。