非正規雇用者数の推移【拡大】
ファストリは「景気に伴う一過性の問題ではない」と見越したうえで制度改革に乗り出した。グルメ杵屋の加藤氏は「(人材が定着すれば)サービスが向上し、採用・教育コストが減る」と断言する。両社とも、パートやアルバイトの人材難は続くとみており、長期的な視野で非正規社員と向き合う。
人件費は「投資」 企業の意識改革課題
経済の低成長が続いた1990~2000年代、企業はコスト削減を目的に人件費抑制に取り組んできた。新卒採用を控え、安価で雇用調整しやすい非正規の労働力に依存してきた。
その結果、非正規雇用者数は1988年の755万人から2013年には約2.5倍の1906万人に膨れあがった。雇用者に占める非正規雇用者の割合も、90年の20.2%から13年には36.7%へ急増した。
しかしこの流れが、人手不足と押し寄せる少子高齢化の波により変わろうとしている。