使い分けは?
一般家庭ではどのように使い分けたらいいのだろうか。イタリア料理店「リストランテ アルポルト」(東京都港区)のオーナーシェフ、片岡護さんの長男で、片岡家に伝わる家庭料理についてのレシピ本を出版した片岡宏之さん(31)はシチリアの天日塩を愛用。「値段と味のバランスがいい。しょっぱ過ぎず、甘味のある塩を選んでいる」と話す。
そのほか常備しているのは、パスタのゆで汁や肉を漬け込む際に使う、結晶の大きな「原塩」(オーストラリアの天日塩)、野菜や肉料理の仕上げに使うフレーク状の塩、海藻と塩水とで作るうま味の強い「藻塩」など。
「基本は、どんな料理でも使える定番の塩を1つ決めるといい。それに加えて、アイスクリームや野菜など舌先にピリッと塩味を効かせたいときにはフレーク状の塩、おむすびを作るときは藻塩など特徴のある塩を追加してみては」と片岡さん。
肉や魚に振り塩をする料理=一例・レシピ=では、湿り気のある塩では均等に振りにくいことがある。片岡さんが勧めるのは、鍋で水分を飛ばす焼き塩。「塩がサラサラになり、振りやすくなる。一手間加えると、出来上がりも違うので試してみては」