イスラエルのほか、日本、米国、カナダ、スイス、韓国で実施され、コップをうまく持てず、水を飲むのが困難だった患者が治療後、すぐにコップを持てるようになるなど生活の質の向上が期待されている。
超音波で国内初
日本では新百合ケ丘総合病院(川崎市麻生区)で昨年5月から行われ、既に51~79歳の男性5人が治療を受けた。同病院脳神経外科の阿部圭市医長によると、いずれも震えが改善され、副作用も生じていない。
頭蓋骨を切らずに脳に超音波を使う機器は日本で初めてで、「脳の熱変性させてはいけない所に超音波を当てるとまひが出る。この治療法では全身麻酔を使わないため、治療中に患者の反応を確認しながら、安全な所を絞り込むことができる。改善していくのが治療中に分かる」。
同病院では今後、さらに5~10人に治験を実施する。治験は2泊3日で経過観察も行っているが、治療は約3時間で終わるため、将来的には日帰りが可能となり、費用は診断と治療で数十万円となる見込みだ。