「えのき氷を3カ月食べ続けたら、娘から『加齢臭がしなくなった』といわれた」。生みの親である代表理事組合長の阿藤(あとう)博文さん(67)は身をもって経験した効果を披露した。
阿藤さんが考案したきっかけは17年、JA中野市が実施した試験で、エノキを毎日食べると血流が改善されるという結果が出たことだ。
キノコが低カロリーで食物繊維やビタミンB群、ビタミンD2、ミネラルを多く含み、健康面から注目されている点に着目。成人100人に1日100グラムを1週間、摂取してもらい、摂取前後の空腹時に採血して血液流動性を測定したところ、エノキを食べた後に約8割の人で血流が速くなったという。
ミキサーが空回り
継続的に食べてもらえれば、鍋物の具としての需要が減る夏場の消費量アップも期待できる。ただ、毎日食べるには1日100グラムのエノキは多い。「何とか食べ続けられるように」。阿藤さんがひらめいたのは、薬草のように煎じて飲む摂取方法だった。